リクガメ 飼育環境② 温度管理編
前回の記事、飼育環境① ケージ編の続き 「温度管理編」のご紹介です。
ご参考までに前回の記事です↓↓
リクガメ飼育上、最も大切なことと言っても過言ではない温度管理ですが、ぼーちゃんを飼い始める前、どれだけ調べてもなかなかすぐには理解できませんでした…。何が、というと・・・。
電球??電球であったまるの???え、その電球も何個もいるの?種類があるの?紫外線も電球?それはあったかくなるのとは違うの????
そもそも飼育についての情報が少ないリクガメ。本を買ったり分かりやすく紹介してくれているサイトを探しては調べる毎日なのでした。実際に買い始めて3年近くが経とうとしている今では何という事はなく理解しているのですが、当時は大変苦労した思い出があります。今回の記事も、そんな誰かのお役に立てればと思い書くことにしました。
まず、温度管理をするうえで理解しておきたい大切な3つのポイント。
①リクガメにとって心地よい<ケージ内の全体的な温度>を整える必要がある。
②リクガメが自分で体温を調整できるように、<一部分だけ特に温度が高い場所>を作る必要がある。
③甲羅や骨を健康に成長させるために<紫外線>を用意する必要がある。
そして、基本的にはこの3つについてそれぞれ対応した電球(グッズ)が必要になります。
それでは一つずつ、順番に説明していこうと思います。
【①リクガメにとって心地よい<ケージ内の全体的な温度>を整える必要がある。】
リクガメの種類によって適した温度は違うみたいです。ぼーちゃん(ヘルマンリクガメ)の場合はだいたい28~30度が目安のようですので、大体そのくらいを保つように設定しています。夜は気温が下がる関係でケージ内の温度も下がりますが、26度くらいまでを目安にしています。
さて、このケージ内を一定の温度に保つために必要なグッズが、所謂「保温球」と呼ばれる保温用ライトです。日中だけでなく夜であってもケージ内を温める為、光を発しないライトになるようです。ケージの大きさと保ちたい温度によって、どのワット数の電球が必要か、1つでよいのか2つ必要なのか等を検討することになります。
実は、私はケージ内の全体的な温度管理について、保温球は使っておりません。保温球に代わるケージ内全体を温めるグッズもいくつか世の中には出ているようで、私はその中の一つである「暖突(だんとつ)」と呼ばれる商品を愛用しています。(飼育環境① ケージ編にも少しだけ書いていますが…)
これがとっても便利なもので、保温球の3倍以上の熱量を持っていながら、3分の1程度の電力しか消費しないと。(電気代がお得!) そして、タマ切れの心配がないので電球を買いなおす必要もないと。お財布にとても優しいのです。また、輻射型遠赤外線ヒーターというものらしく、大きなケージでもジンワリと、でもシッカリとケージの中の空気を全体的に温めてくれます。そして、ヒーター部分は熱くなりすぎないため、触ってもヤケドせず、ダントツからの火事の心配も要らないのも大きな魅力でした。
うちのケージは大き目なので、最初は保温球を2つかなあ…と思っていたのですがこのダントツLサイズ1つと後にご紹介するバスキングライトでケージの中は28~30度程度に保たれます。夜はバスキングライトは消えますが、寝床であるヤシガラコーナーの真上にダントツを付けているので、寝ている間も28度程度は保たれており本当に保温球要らずの現状です。サイズもいろいろと展開されている様子なので、ご自分のケージの大きさによって選ぶとよいと思います。
しかしながら、このダントツもスイッチONにしたままでは温度が温まるばかりです。そこで、登場するのが「サーモスタット」。我が家ではこの商品を愛用中です。
このサーモスタットでは時間や温度で(保温球、バスキング、紫外線ライト等を)ON/OFFできる温度計です。これがなければ、いくら電球を用意したところで温度をコントロールができませんので飼育には不可欠のグッズでしょう!!
ダントツはこのタイマーサーモで冬は28度以下になればON,32度以上になればOFF設定、夏は26度以下になればON,32度以上でOFF設定です。(夏は26度くらいの低めにしておかないと、例えば28度にしていると、室温で28度になったらONになって32度になるまで付いちゃうのでケージが全体的にサウナ状態になっちゃいます…)
【②リクガメが自分で体温を調整できるように、<一部分だけ特に温度が高い場所>を作る必要がある。】
一部だけ高い温度の場所(ホットスポット)を作ります。そこで必要になるのが、ホットスポット用ライト<バスキングライト>です。
このライトの直下が35~40度になるようにワット数を考えて購入し設置します。そうすると、リクガメは変温動物ですので、自分で体を温めたいときにこのホットスポットにやって来て、ぬくぬく…ぬくぬく…します。(激カワ!!!!!)リクガメが自分で体を温めて体温調節をするための場所ですので、肌寒い時期や冬場は特に必要です。真夏で何にもしなくてもケージ内の温度が30度近くまで上がる時なんかは、バスキングを付けることによってケージ内の温度がさらに上がり過ぎることがあるので、その時期はバスキングをOFFしています。
このバスキングライト、温度があるのでヤケドや火事の危険がありますので取り扱いには要注意です。また、まだ赤ちゃんのカメのとき、うちのぼーちゃんもそうでしたが、いろいろなところによじ登っては、ひっくり返りバタバタ…バタバタ…やります。すぐに助けてあげていましたが、もし目を離しているスキにバスキングライトの真下でひっくり返って動けなくなったら……。体温が上がりすぎて大変危険ですので、バスキングライトの近くには、ひっくり返る原因になりそうなものは置かないことが大切だと思います。今ではもうひっくり返ることもなくなりましたが・・・。
そして、このバスキングライトもサーモスタットに接続して、朝7時ON、夜5時OFFにしています。
【③甲羅や骨を健康に成長させるために<紫外線>を用意する必要がある。】
さて、とうとう来ました紫外線!!!リクガメにとっての太陽光の必要性については、以前の記事で力説した通りです。
ご参考までに…↓↓
あたたかい時期であれば日光浴させてあげるのが理想ですが、寒い時期であったり天気がすぐれない日が続いたり自分とのタイミングが合わなかったりと、理想と現実には違いがありますね…。室内での飼育においては紫外線ライトも必須になります。
まず紫外線ライトの購入検討にあたり、太陽光における紫外線についても少しだけおさえておくと購入の際に迷わずに検討できると思います。私もそこまで詳しくないのですが、太陽光から発せられる紫外線には大きく分けて3種類あると言われているようです。
(1)UVA (2)UVB (3)UVC
UVCはオゾン層に吸収されて地上には届かないそうです。リクガメ飼育で重要となるのも、UVAとUVBです!まず、分かりやすいように人間からみた紫外線の影響から考えてみます。
UVBは波長280-320nm、UVAは320-400nmです。波長が短いほど生物に対する影響が強いのですが、波長が長いほど皮膚の深くに入りこむという性質もあります。
UVB⇒波長が短く肌表面への影響を起こす。真夏の海で真っ赤に日焼けする原因。シミ、シワ、皮膚がんへの影響も大きい。しかし、波長が短い分UVAに比べ地上に到達する量は少ない。日陰や窓などを介すことによってある程度防御が可能。
UVA⇒波長が長くUVBほど急激な変化はもたらさないが、地上に多く到達する。また、日陰や窓ガラス越しであっても通り抜けやすい性質があり、さらに皮膚の奥まで届くためじわじわと肌への影響を与える。
ではリクガメにとっての影響を考えてみます。
UVB ⇒UVBを浴びることによって活性化ビタミンDを作り出し、甲羅・骨の成長に必要なカルシウムをしっかりと吸収することができる!!UVB、とっても大切!!でも…日陰や窓ガラス越しの日光浴ではUVBを浴びることが出来ない…
UVA⇒カルシウムの吸収には直接関与しないが、食欲を増進させリクガメを活動的にさせる役割がある。窓ガラス越しの日光浴でもこの効果については得ることが出来る。
ふう・・・。結構まとめてみました。人間にとっては大敵な紫外線も、リクガメにとっては最重要なものなのですね。本物のおひさまの光に充ててUVAもUVBもしっかり浴びてもらうのがイチバンですね。しかし紫外線ライトを購入する場合は、UVAとUVBの役割の違いを頭に入れて購入する必要がありそうです。
実は先にご紹介したバスキングライト。昼間の太陽光を再現、自然の太陽光を再現と書かれています。あれ?ホットスポットも作れて太陽光も再現されているのならこれ一つでいいのでは??と思いますね。私も思いました。しかし、商品の詳細をよく見てみると、UVB照射量はゼロです。そもそも地上に到達するUVB量が多くないことを考えると間違っていない表現なのかもしれませんし、そこを批判するつもりもありません。そこのところは、やはり購入する側が正しい知識を持って選択をしなければならないのだと思います!!
という事で、我が家では2連ソケットにバスキングライトとUVBライトをつけました!
★2連ソケット
★紫外線ライト
そんでケージが広すぎるため…紫外線ライト1つではケージの一部分(カメさんがホットスポットに来てくれた時)しか紫外線が当たらない状況に。紫外線ライトとはいえ、本物の太陽に比べると紫外線の量は少ないという情報を見たため、もう一つソケットと紫外線ライトを用意しました。
★単体ソケット
★紫外線ライト
この単体ソケットは結構大きいですが、しっかり光を集めて照射してくれる感じが気に入っています。そして、こちらに取り付けている紫外線ライトは2連ソケットにつけているものをは種類を変えています。こちらの紫外線ライトは、UVAもUVBもある程度の量をしっかり照射してくれるというもの。調べると、どのライトは全然紫外線が出ていないやら、あっちのライトは使用後1か月で紫外線量が減っているやら…。紫外線が出ているかどうかは人間の目では分からない分、どのライトだと絶対に安心!!とも言えないので、とりあえず種類を変えて。実際に光の色も少し違います。ぼーちゃんは単体ソケットの方の紫外線ライトがお気に入りなのか、よくそっちで浴びてる様子をみます(笑)2連の方は、バスキングの方にいるのをよく見ますが、紫外線のほうではあまりじっとしているところをみません…。好みなのか何なのか…。でもぼーちゃんが「選べる」ようになってるのは結果的に良かったかなと。紫外線ライトを2個つけていますが、今の所ぼーちゃんも健康で元気に育っているので紫外線量が多すぎることもなさそうです。
バスキングと紫外線ライトはサーモスタットで朝ON,夜OFF設定にしていて、大体半年に1回を目安に交換しています。今の所、途中でタマ切れになったことはありません。
また、メタハラと呼ばれるメタルハライドランプというものの使用も選択肢にあるかと思います。我が家ではコスト面や安全面から選択には至りませんでしたので、使用感などはお伝え出来ませんが…。
メタルハライドランプ⇒熱量の確保(ホットスポット)とUVA,UVB照射が一緒に行えるライト。リクガメなどの紫外線が必須な生き物にとって適している。
(コストが高いのと、紫外線が強すぎでリクガメノ眼への影響が出る場合があるらしく、当時はまだ赤ちゃんだったため万が一を考えて購入には至りませんでした。ただ、いま改めて調べるとこれから環境を準備する方にとっては選択肢の一つになり得る便利な代物だと思いました。)
これらで一通りの温度管理用のグッズはそろいました。
あとはケージ内の温度を確認したい場所に置く温湿度計(100均に売ってますが精度は不明。心配な方はちゃんとしたのを購入しましょう。ホットスポットの所、ケージの真ん中、寝床、あたりの温度がそれぞれ確認できれば安心でしょうか。)、夏の暑い時期につかうファンや扇風機、温度ではなく湿度管理になりますが乾燥する時期に使う霧吹きなどあれば、と思います。
リクガメの飼育において、温度管理さえマスターできればあと一歩と言えそうです!!!お迎えするカメさんのことを考えながらいろいろと準備をする時間もとっても楽しいですよね(*‘ω‘ *)
リクガメ 飼育環境① ケージ編
私たちがリクガメを飼い始める前、
かなり悩んだのが飼育環境についてです。
温度管理?どうやって??
ケージの大きさはどのくらい??
床材ってなに??
などなど・・・。
本を買ったりネットで調べたりしながら模索していった結果、現在の方法に落ち着きました。今の所、特に問題なく元気に大きく育っていってくれているので、この方法は間違っていないのかなと思っています。
今回は、私たちが悩んだ結果たどり着いた飼育環境について、順番にご紹介しようと思います。これからリクガメを飼う予定の方、もしくは環境で悩んでいる方のご参考になれば幸いです!
ケージ編
まず、最初は爬虫類用の透明プラスチックケースで飼っていました。
↓こんなの・・・。
これよりもう少し横長な感じでしたが、それにヤシガラをたくさん敷いて、飼っていました。
ひょー。ありました、そのころの写真。ぼーちゃん1歳・・・ちっちゃくてかわいい;;
プラスチックの側面が映ってますね。あんまり分からないですがこんな感じでした。
ただ、これはキチンとした環境が整うまでの一時的なおうちなのでした。
なぜかというと・・・。
①ヤシガラに潜りたがるが、底まで潜ったあとつるつる滑って出てこれなくなる(新聞紙等敷いてもおしっこなどで濡れて破れて新聞紙の下に潜り込んでワタワタしてる)
②狭い。うろうろしたあと、すぐに出たそうに側面をガシガシする。
③なんといっても最大のデメリットはこれ!!温度管理ができない!!!
飼った当初は7月初めだったので、比較的リクガメにも過ごしやすい時期だったこともあり、また頼んでいたケージが予想より遅く届くことになり、しょうがなくこのお部屋となったのでした。
そしてそして、
ぼーちゃんのため私たち夫婦は奮発したのです。
約3万円もするオーダーメイドの木のケージ・・・。
ドーーーン。広い・・・。
こんな感じ。
ケージ内の設備としましては、
①ケージ全体に敷いている床材:巻き段ボール
この「巻段ボール」という選択肢にたどり着くまでは長い道のりでした・・・。
そのままだとアクリルの上をつるつる・・。
こんな広いケージいっぱいにヤシガラをしくのは経済的に怖く(笑)、
かといって新聞紙だとおしっこで濡れるとボロボロに、
土や砂系のものだと、ぼーちゃんが間違ってモグモグしたら嫌だし、細かい粉塵になって吸い込んで病気になってもいや・・・。
巻段ボールだと、凸凹に爪がひっかかってすごく歩きやすそうだし、ある程度の水分は吸収して乾いてくれる、掃除のときは汚れたほうはポイっとゴミ袋に入れて、新しいのを敷き替えるだけ!!すごく簡単で清潔で、今では欠かせないアイテムの一つです!
②右端のシェルター(寝室)コーナーの床材:ヤシガラ
ぜーんぶ巻段ボールでシェルターをぽん、というのも考えたのですが、
最初にプラケースでヤシガラいっぱいで飼っていた時、ヤシガラに潜り込んですやすや眠っていたのがすごく印象的でした。やっぱり潜りたい本能はあるのでは、と考えて、はしっこにヤシガラコーナーを作りました。
100均でプラスチックの浅型のケースを買って、その側面にぼーちゃんの昇降用のスロープをボンドでくっつけました。スロープはたしか100均の木と滑り止めをこれまたボンドでくっつけたものです。
予想通り、キッチリ「寝る時」「じっとするとき」はこのヤシガラコーナーに戻ります。めちゃくちゃ活用してくれてます。
③シェルター
下記参照
④エサ皿2種:100均で購入
⑤石プレート:ホームセンターで購入
なんにもしないと爪がどんどん伸びるという噂を聞き、すこしでも削れてくれればと、表面がザラザラした石のプレートを左端においています。
実際の効果は、きっと削れてくれているはず・・。いままで(2年間で)1回しか爪切りしてません。
その上にはバスキングと紫外線をセットしていて、冬や寒い時にはこの石の上でじっとしてバスキングを浴びている様子をよく見ます。
⑥温度計:100均で購入
⓻温度関係のもの
これは書くと長くなるので、後ほど別の記事にまとめる予定です。
簡単に紹介すると、電球二つセットできるソケットにバスキングライトと紫外線(弱)をセットして、石プレートの上の位置につるしてます。これは、太陽光の環境に少しでも近づけたいという気持ちからです(笑)太陽光は温度と紫外線の両方の恩恵を受けられるので、バスキングと紫外線を2連にできるソケットあるなら使っちゃおうと。実際はバスキングにはよく来ますが、紫外線の方はあまり好みじゃないのか寄ってきません。(笑)(※2連のソケットと、単独のソケットはそれぞれ紫外線の種類を変えています。下の写真を見てもらっても、色が違います)さらに、ケージの真ん中に紫外線(強)を斜めセットしてます。この紫外線(強)はぼーちゃん大好きみたいで、よくこの下で紫外線を浴びています。体の半分を石プレートにのっけて、体を斜めにして少しでも近づけようとしている様子もよく見ます(笑)
こんなかんじでよく浴びてる・・・。
あと、ヤシガラコーナーの上にはダントツというプレート型の温度調整器具をつるしています。
バスキング・紫外線はタイマーサーモで時間でON/OFFしていて、ダントツの方は温度によってON/OFF設定をしています。
今の所、この環境で28~32度を年中キープすることが出来ています。寒い冬でも最低28度は保てています。今年のように猛暑だとバスキングを付けると温度が高くなり過ぎていたので、今の所バスキングは消しています。(上の写真も2連ソケットの手前がバスキングですが、消えているのがお分かりになるかと)バスキングを消すと日中でも最高32度なので、なんとか調整できていると思っています。
(ケージは窓際にあるのですが、断熱効果を狙って窓にプチプチシートを貼ったりした努力の結果でもあるかも・・・。この辺もまた詳しく解説予定です)
ー参考までに紹介ー
*上記で書いた紫外線・温度関係グッズ
★2連ソケット
★おっきいほうのソケット
★タイマーサーモ
これはめちゃくちゃ便利!!!リクガメを飼うなら欠かせないものです。
時間や温度で(紫外線・バスキング・保温球やダントツを)ON/OFFを調整できる温度計です。これが無ければリクガメを飼うのは無理でしょう・・・。
★ダントツ
これもめちゃくちゃすぐれもの!ケージ内の温度をあげるために、保温球とよばれる電球を使うことが多いみたいですが、我が家では一度も使ったことがありません。このダントツをつかっているからです。
保温球の3倍以上の熱量をもっていながら、保温球の3分の1の電力しか消費しません。タマ切れの心配もないので電球を買いなおす必要もありませんし、輻射型遠赤外線ヒーターで、大きなケージでもケージの中の空気を全体的に温めてくれます。うちのケージは大きいので、保温球をつかうならば2個くらい必要ですが、冬でもダントツLサイズ1個とバスキングでケージの中は十分温まります。夜はバスキングは消えますが、寝床であるヤシガラコーナーの真上にダントツを付けているので、寝ているときはダントツのしたで28~30度。本当に保温球いらずです。ダントツはタイマーサーモで冬は28度以下になればON,32度以上になればOFF設定、夏は26度以下になればON,32度以上でOFF設定です。(夏は26度くらいにしておかないと、例えば28度にしていると、室温で28度になったらONになって32度になるまで付いちゃうのでケージ全体的にあつくなっちゃうので)
サイズもいろいろあるみたいなので、ケージに合わせて選ぶとよいと思います。
まだまだ書ききれないことが沢山ありますので、
飼育環境シリーズとしてどんどん更新していきます!
最近のリクガメのぼーちゃん 落ち着きがない・・・。発情期?というか発情期っていつ?
春になりましたね。
人間にとってもリクガメにとっても過ごしやすい季節。
気を抜いたらあっという間に暑い夏になりそうなので、
この貴重な時期を満喫しようと、休日にせっせとベランダでお散歩させたり、近所の河原に連れて行ったりと奮闘しております。
しかし今年は急に冷え込んだとおもったら次の日は夏日になったり・・・。
春を感じられる日が少なく悲しい限りです。
さて。。。
最近のぼーちゃん・・・。
朝・・・。
ガンッ! ガンッ!!! ガンゴンガンッ!!
ガサガザ・・・ガサガサ・・・
ガンガンガンガン!!!!!!
(*_*)ねむい・・・ぼーちゃん・・・・少し静かに・・・
ガンガンガンガン!!!!!
(*_*)しずかに・・・
・・・・・・
(*_*)あ、、、ありがと。。。あと少し寝る・・・
・・・・・・・・ガンッ
ガンガンガンガンガンガンガン!!!!!!!!
(*_*)ひゃー
ということが連日(笑)
このまえは立派なものを出してきて男の子と分かったので、
発情期???メスを探しているのかな??
と思っていたのですが、そもそもヘルマンリクガメの発情期っていつ?
と疑問に。
ネットでざっと調べてみても、明確に書いてる記事はなく・・・。
(見つけるのが下手なだけな可能性あり・・・)
なんと、1年中発情期?!メスがいればいつでも発情する、なんていう情報も目にしてしまいました。わお・・・。(まあ人間もそうですが)
で、もう少し調べてみると。
ヒントありました。さすがです。困ったときのウィキペディア。
主に春季に交尾するが、秋季に交尾することもある。
ふむふむ。交尾する=発情期 と捉えてよいかどうかは別として、春ごろと秋ごろに交尾をするのですね。
他にもネットを探していると、やはり3月、4月、5月ごろに、オスのかめさんがガンガンしているとかウロウロソワソワしているとかいうお悩みの記事を見かけること多数。
総合すると、基本的にオスはメスを見かければ常に発情?
で、春ごろにはさらにそういう欲求が高まる・・・的な感じなのでしょうか。
(※リクガメ博士がいらっしゃったらぜひ教えてください!!!><)
さらにネットを見てみると飼育下では常に環境が一定に保たれるのて、野生下よりも季節のメリハリがなく、特にヘルマンは1年中発情している個体を見かけることが多いとのこと。
なるほどなあ・・・。
本来は乾季や雨季をかめさんが感じることで、発情期(春から秋?)のような周期を持って生活しているけれども飼育下だとそれが感じにくくなるために1年中発情している可能性があるということですね。
そもそも春から秋が発情期ということは、野生だと冬は冬眠していることが多いはずなので、冬の眠中以外は発情していると。
飼育下では冬眠させないようにあったかくしているから必然的に1年中発情期になるわけですね!!
なるほど納得です。
ではこれからもぼーちゃんのガンガンゴンゴンとお付き合いしていくわけですね・・・。がんばります!!!(笑)
それにしも、今までは
カンッ ゴソゴソ カンッ・・・
くらいの可愛らしい音しか出していなかったので、ここ最近の荒ぶる様子には少しビックリ。大人になっているんだなあ。とさらに実感。
早朝というよりは、あと30分後に起きようかな・・・
という絶妙なタイミングで仕掛けてくる(笑)
目覚まし代わりになって助かるね♪(ということにしておく)
リクガメの性別はいつ頃判明するのか?
数日前。。。
ぼーちゃんの性別が判明しました!!!
うすうす気づいてはいましたが。
オスでした( *´艸`)
ぼーちゃんをお迎えしたのが2016年7月。
その時で1歳くらいと言われておりました。
それから1年と9か月ほど経った現在、性別が判明。
ぼーちゃんの年齢にすると3歳になっていないくらいですね。
(正確な誕生日が分からないので約3歳と思っています)
リクガメは幼体のころはオスメスの判別が出来ず、
大きくなるにつれてしっぽの大きさだったりお腹の甲羅の凹みだったりで判別できるとは調べていたのですが、大きくなったらっていつ頃???と気になっておりました。
うちのヘルマンリクガメのぼーちゃんに限りますと、
約3歳 甲長:12.5センチ 体重:300g
の時に判明です。
半年前ころから、しっぽがやけに大きかったり、お腹側の甲羅が少し凹んでいたり、ベランダで日光浴中に甲羅アタックされたり・・・。
オスかな。。。と思っていたところ。
数日前の温浴中・・。
あれ・・・。うんちかな・・・。あれ・・・・。
(゚Д゚;)・・・
(;゚Д゚)(゚Д゚;)あわあわわわわ
ということがあり、オスが確定したのでした(笑)
あまりに突然のことにびっくらこいたので、温浴後に体を拭くのを夫さんにお任せ。。。(夫さんが体を拭こうとした瞬間にひっこめたらしい笑)
いつまでもいつまでも赤ちゃんのような気がしていたので、いきなり立派に育っていたものを見せつけられ受け入れるのに時間がかかるという・・・。(笑)
嬉しいようなさみしいような。。。
でも健康に大きく育ってくれているようでよかった♪
リクガメにとって太陽光(日光浴)は必須?
リクガメを飼うにあたって、飼育環境のこと、エサのこと、費用のこと・・・。いろいろと調べなければならないことが多いです。
その中でも、今回はおひさまの光について。。。です。
リクガメの魅力のひとつ、、甲羅!
とくにヘルマンリクガメのぼーちゃんの甲羅はまん丸で、ケージの外から甲羅の上の方だけが見えて、ずりずり移動していく様子は萌え~~~です。
そんなリクガメの甲羅、実は肋骨が変形してできているらしいのです。
つまり、甲羅を健康に大きくしようとするには骨が出来る機序を理解する必要があります。
ふむふむ。。。
じゃあ 骨・・・といえば、カルシウム!!
そう、カルシウムが必要です。ではいつもの餌にカルシウム剤をふりふり・・・。
それでおーーわりっ
ではありません><
骨はカルシウム摂取さえすれば成長するわけではないのです。
カルシウムを摂取した後、太陽光を浴びてビタミンDを活性化させる必要があります。
活性化したビタミンDが働いてくれることでカルシウムが吸収され骨が健康に育っていくのです。
人間に置き換えると、この活性化ビタミンDが少なくなることで「骨軟化症」と呼ばれる病気になってしまいます。
リクガメも同じで活性化ビタミンDが減ることで甲羅が弱く柔らかくなってしまったり、脚の骨の成長が阻害され歩行困難になってしまったりするようです。
つまり・・・。
十分にカルシウムを摂取させ、日光浴をたくさんしてあげることが必要ということです。
人間の場合は、1日約15分ほどの日光浴でOKらしいのですが、
リクガメの場合は明確な基準はないようです。。。
野生のリクガメが常に屋外で生活していることを考えると、
天気のよい暖かな日中は、日陰と水場を用意したうえで、
出来る限り外に出して、好きなように日光浴できる環境を用意してあげるのが理想だと個人的には思っています。
また、リクガメのエサとして野草を主に与えているような場合は、
おそらくカルシウムについては足りているはずなので、
カルシウム剤をふりかけることよりもむしろ日光浴をたくさんさせるほうを優先したほうが甲羅が健康に育つのではとも思っています。
野菜を主に与えている場合でも、野草に比べるとカルシウムは少ないですが、
たくさん日光浴をさせることでビタミンDを活性化しやすくしてあげれば、
甲羅は健康に育っていくものと思います。(たまに補助でカルシウム剤を与えるくらいでよいのかもしれません)
結論
リクガメにとって健康に成長するためには、太陽光はとっても重要で必須と言えるでしょう!
とはいえ・・・。
冬の寒ーい外に出してまで日光浴はできません・・・。
そんな時に活躍するのが、おなじみの紫外線ライトです!
我が家で使っている紫外線ライトについてはまた別の記事でご紹介したいと思っています。
おまけ
ここ数日は本当に天気の良い日が続いています。
絶好の日光浴日和です(*‘ω‘ *)
昨日は近所の河川敷でバーベキュー♪移動用のケージにいれてぼーちゃんも一緒に行きました( *´艸`)
河川敷でお散歩すると、最近では見たことがないくらい全速力で走りだして、すこしびっくり・・・。今までは寒くてお外に出してあげられることもなかったので、うれしかったのかな。ごめんね(´・ω・`)
そして今日もベランダで日光浴♪♪
これからの季節は沢山お外に行こうね!!!
【詳細解説】リクガメのシェルターの大きさ選び
前の記事
「リクガメのシェルターの大きさについて。 - ぬくぬくかめ日和」
こちらでシェルターの大きさについてご紹介していたのですが、
もっと詳しく書いたほうがこれからシェルター選びをされる方の参考になるのではと思い、こちらの記事で詳細をご紹介しようと思います。
まず、我が家で最初に使用していたシェルターはこちら。
amazonで買っています。色が違うのですが、色違いかしら??
これを買うまでは段ボールでトンネル作ったりしてましたが、
かめさんがモゾモゾするとすぐぺちゃんこになるので使えなくて既製品を購入しました。
これなら重さがあるのでかめさんがモゾモゾしても動かないし、
表面がゴツゴツしているのでかめさんがその上に登ったりして遊び場にもなってるようです♪内側が黒く塗られているので暗くなっていて、かめさんも安心してグーグー寝ています。
やっぱり専用に作られているものは使い勝手が良いです。
サイズは
幅×奥行×高さ:15×17×9cm
甲長8~11センチの時に使っていました。
使用感はこのような感じ↓
この時はまだお迎えしたばかりなので、甲長は8か9センチほど。
まだ余裕がありそうです(笑)
で、現在甲長12センチちょっとのヘルマンリクガメぼーちゃんと並べると
こんなかんじ。一見まだまだ入れそうなのです。横幅は十分入れそうな余裕があるのですが、甲高がつっかえてしまってうごけなくなっちゃうのです・・・。
シェルターはカメさんが安心して落ち着くためのスペースとなるようですので、
あまり大きすぎず小さすぎずを選ぶことになるかとは思いますが、
幅×奥行×高さに注意して選ぶのがポイントでしょう。
また、かめさんによっても大きさの好みがあるかもしれませんね♪
(うちのぼーちゃんは、いくらつっかえようとも小さいシェルターに入ろうとして、
甲羅で押し上げてシェルターを背負って移動してました笑)
で、幅、奥行き、高さ をあまり意識せずに買うとこうなるわけです。
でもペットショップに行くと大きなシェルターに赤ちゃんかめが入っていたりするので、そこまで大きさに神経質にならなくてもよさそうではあります。
かめの成長はゆっくりですし、シェルターのサイズも何種類もあるわけではないので。。。
これでだけ大きなサイズにしておくと、
今後は買い替えなくてよさそうです(笑)←ポジティブ
さて。。。
では何センチのかめさんがどのサイズのシェルターを選べばいいのか?
ヘルマンリクガメのぼーちゃんしか参考がないのですが、
甲長11センチくらまでなら幅×奥行×高さ:15×17×9cmほどの大きさでよいと思います。
12センチを超えてくるとそれが小さくなってくると思うので、
そこまで神経質にならず、ワンサイズずつおっきくしていってもいいと思います。
リクガメの飼育品については情報が少なくいろいろと苦労するので、
今後も買ってよかったモノ、便利だったモノをどんどん紹介してこれからかめさんを迎える方々のお役に立てればと思います!!!
また、リクガメ飼育の先輩方からもいろいろ教えて頂ければと思っています♪
完全素人がオリジナルのお洋服を作るまで その3【スカートつくってみた!】
さてさて。。。
早速スカート作ってみました!
型紙は作れないので作らず(笑)、
自分の脚の長さとウエストに合うように気を付けて、
あとは直線で布を裁って直線で縫っただけ・・・。
今までは既製の型紙を買ってその通りに作っていたけど、
サイズが合わなくて着ることが出来ませんでした。
今回・・・
今回初めて・・・・自分のサイズに合った服が作れました!!!!(涙)
これだけのことで感動!!
私にとっての最重要ポイントがクリアできたので、
達成感バリバリでした。
こんな感じ。
ウエストのゴムは2本にしたかったけど布の長さが足りずに1本になってしまいました・・・。(ちなみにゴムの長さも2本作るには足りなかったので、どちらにしろ無理でした笑)
あとウエストにリボンもつけたかったけど、インして着ることはないだろうと思い、
つけるのをやめました。(リボンを買い忘れたともいう)
拙いながらも、なんとか形にできたことだけでもよかったです!
こんなに可愛い布を無駄にするのだけは嫌だ!と必死でした。
着てみるとこんな感じ。
(カメラ撮るのに必死感!)
もうちょっと丈が長いほうが好みだったけれども。。。
これも適当に作った代償ですね・・・。
なんか着てみるとパジャマっぽいというか。。。
可愛いんだけど
パジャマっぽいというか。。。
近所のスーパーのお買い物とか、
河原のお散歩とかに着るのにはちょうどいいかも!
着心地も柔らかくて重すぎず、着やすい好みの感じでした(*´ω`)
(パジャマに最適の生地ともいう)
次はワンピースつくるぞおお!!!